卓球王国

荻村さんの夢

偉大なる「Mr.卓球」荻村伊智朗の伝説の数々卓球を愛し、卓球に愛された男

「多智星」と呼ばれた、あふれる才能の裏にあったものは何か？世界選手権で12個の金メダルを獲得。数多くのチャンピオンを指導。そして国際卓球連盟会長として次々と改革を実行した「Mr.卓球」こと、荻村伊智朗。94年12月に62歳でこの世を去ったが、選手としても、指導者としても成功した偉人。「卓球のメジャー化」を目標に、日本人として外来スポーツ初の国際連盟の会長になった。その生涯を卓球に捧げた男の夢とは一体何だったのか!?

目次
●「荻村伊智朗」って、どんな人？
●第一章荻村さんの夢六二年の生涯最後に「出したかった本」「出してほしかった本」/"平和" を愛し、世界選手権のコリア南北共同開催が夢だった "スポーツ外交官"/卓球のメジャー化/アジアとヨーロッパ以外からも世界チャンピオンを（卓球のグローバル化）/「健康によいスポーツでなくちゃ」/世界の王座奪回をめざして/卓球のすそ野を広げる新たな挑戦
●第二章日本人で最多。世界選手権で十二タイトルの金字塔その決勝記録と荻村手記（朝日新聞より）
●第三章回想・荻村伊智朗追悼－死を悼む新聞報道と弔辞追憶
●荻村伊智朗略年譜

●編／上原久枝＋藤井基男＋織部幸治